国際通りの熱源、「島唄LIVEカチャーシィ」で魂と体脂肪を燃やせ。
那覇、国際通り。 12月半ばでも、日中は太陽がでると暑くなり、南国の湿った風が俺の頬を撫でる。 だが、俺が求めているのはそんな生温かいもんじゃない、もっと熱い「沖縄の鼓動」そのものだ。
今宵、その扉を開いたのは「沖縄DINING島唄LIVEカチャーシィ」。 ここは単なる居酒屋ではない。沖縄の食と音の文化、そして熱狂が交差する「大人の遊び場」だ。





🥩 逸品①:幻の脂が舌の上で踊る「アグー豚のしゃぶしゃぶ」
戦うまえに、まずは腹ごしらえだ。俺の目の前に現れたのは、透き通るようなピンク色の沖縄の宝、アグー豚。 こいつを熱々の出汁にサッとくぐらせる。ほんの一瞬だ。肉がキュッと身を引き締めるその刹那、俺は箸ですくい上げ、口へと運ぶ。まだ赤身が少し残る半生で食べるのが漢だ。
……美味い。いや、甘い。
口に入れた瞬間、上質な脂身が体温で解け出し、濃厚な甘みが口内を支配する。 しつこさは微塵もない。まるで大人の恋のように、濃厚でありながら後味は切ないほどに潔い。 シャキシャキの島野菜と共に噛み締めれば、豚の旨味と野菜の滋味が渾然一体となり、俺の細胞に染み渡っていく。
これぞ、沖縄が誇る至高の芸術。最初の一手から、俺は完全にこの豚に惚れていた。



🥩 逸品②:鉄板上の野獣「ビッグハート特製ステーキ」
繊細なアグーの余韻に浸る間もなく、厨房から「ジュワァァァァッ!」という爆音が轟く。 現れたのは、沖縄市ステーキの雄「ビッグハート」の系譜を継ぐ、極厚のステーキだ。
熱された鉄板の上で、肉汁が弾け飛ぶ。
立ち上るガーリックと醤油の香ばしいアロマ。これはもう、食欲への暴力だ。 ナイフを入れる手に力がこもる。断面から溢れ出るルビー色の肉汁。
ガブリと噛み付く。 「肉を喰らっている!」という野生の喜びが脳髄を直撃する。 柔らかいだけじゃない、しっかりとした噛み応え。噛めば噛むほどに溢れ出す赤身のパワー。 沖縄の男たちがなぜ「締めのステーキ」を愛するのか。その答えがこの鉄板の上にある。 俺の中の漢(オトコ)気が、もっと食わせろと咆哮を上げた。


🪕 クライマックス:上着と理性を脱ぎ捨てろ「島唄LIVE & カチャーシィ」
腹が満たされ、オリオンビールで喉を潤した頃、ステージの照明が落ちる。 三線(サンシン)の音が、会場の空気を一変させた。
ここからが本番だ。 演者の歌声はマイクを通さずともDNAに響くほどの迫力。 そして終盤、テンポが上がると共に始まる「カチャーシィ」タイム。
隣の席の観光客も、地元の常連も、そして俺も。 誰もが立ち上がり、両手を頭上に掲げ、手首を回す。
「イーヤーサーサー! ハーイーヤー!」
隣にいる見知らぬ誰かと目が合い、笑顔が弾ける。袖振り合うも多生の縁だ、そこに言葉はいらない。 ただ、同じリズムの中で身体を動かし、汗をかき、笑い合う。上も下も右も左も老いも若きも漢も女も関係ない。貴方にも和多志にもすべての人にも幸せが訪れるよう祈り、すべてを赦しすべてを和合する。すべてが一つになり、一つがすべてになる。それが本当のカチャーシィだ。
普段、帽子を深々とかぶりクールに澄ましている俺だが、今夜ばかりは違う。 理性を脱ぎ捨て、魂と体脂肪を燃やし踊る。 これこそが沖縄の夜、これこそが「カチャーシィ」の魔力だ。

「島唄LIVEカチャーシィ」。 ここは胃袋を満たすだけの場所じゃない。 明日を生きるための「エネルギー」を増幅するパワーアンプだ。
美味い肉と、熱い歌。 もしキミが「本物の沖縄」に触れたいなら、迷わずここへ来い。
俺はまた必ず戻ってくる。この熱狂の渦の中へ。
牧志駅から徒歩2分!
沖縄県那覇市牧志 3-13-15 福屋ビル 2F
厳選した食材で沖縄料理と島唄LIVEを楽しみながら美味しいお酒飲めます!🍺
営業時間 18:00〜24:00
(ラストオーダー23:00)
定休日 水曜日
098-988-6203


